ドイツの街を歩いていると、ときどき「あれはきっと手編みだな」と思う、素敵なお召し物の方に出会います。
職業柄でしょうか。そんなときはつい、「どこの毛糸を使っているのかしら?」「どんなパターンで編んだのかしら?」と想像してしまいます。
今回ご紹介する三角ショールも、もし作品のことを知らず、街ですれ違った方が身に着けていたら、きっと思わず目で追ってしまう。そんな完成度を感じる一枚です。
上質な毛糸と、美しいデザインが出会って生まれるショール
手編みの作品は、使う毛糸だけでも、パターンだけでも仕上がりは決まりません。
このショールの魅力は、上質なメリノエクストラファインの糸と、その糸の表情を活かすために考えられたデザインがひとつになっていること。
大部分はすっきりとした編み地で構成され、その一部にだけ透かし模様が入ります。ショールとして身に着けたとき、この模様部分がちょうどアクセントになり、シンプルでありながら印象に残るデザインに仕上がります。

グラデーションが一枚のショールの中で広がっていく
使用するのは、100%メリノエクストラファインのグラデーションヤーン。
穏やかに移り変わる色と、ところどころに現れる繊細な濃淡が、大きな三角ショールになることでより豊かな表情を見せてくれます。
毛糸玉を眺めているときと、実際に編んで大きな面になったとき。そして肩に掛けたとき。それぞれで色の見え方が変わっていくのも、このショールを編む楽しみのひとつです。
1かせ100g・500mを使い、出来上がりは長さ約95cm、トップから端まで約67cm。肩まわりをしっかりと包むサイズの三角ショールに仕上がります。
せっかく時間をかけて編むなら、身に着けたくなる一枚を
編み物は、完成するまでにたくさんの時間を重ねます。
だからこそ、出来上がったときに「これを編んでよかった」と思えて、何度も身に着けたくなる作品を選びたいものです。
お気に入りの服に合わせて出かけたとき、ふと誰かの目に留まる。
「もしかして、あのショールは手編み?」
そんなふうに思ってもらえる一枚なら、編んだ時間まで少し誇らしく感じられるのではないでしょうか。
ドイツの公式パターンを日本語で
この三角ショールは、ドイツ・Atelier Zitron社の公式デザインです。
miconoではメーカーより正式な許可をいただき、このパターンを日本語化してご用意しています。パターンではガーター編み、メリヤス編み、透かし模様に加え、作品の後半では引き返し編みを使ってショールの形を仕上げていきます。
使用糸もパターンも、micono神戸元町本店でしか手に入りません。
前回買い逃された方は、ぜひこの機会にご覧ください。