かぎ針編みが、今あらためて面白いと思いませんか
SNSを開けば、カラフルなかぎ針編みの作品があふれています。
グラニースクエアのバッグ、花モチーフのアクセサリー、ざっくり編んだサマートップス。
ひと昔前の「おばあちゃんの手芸」というイメージは、もうどこにもないようですね。
かぎ針編みが今の時代に支持されている理由はシンプルです。
- 道具が少ない。
- 場所を選ばない。
- 比較的早く形になる。
忙しい日常の中で「手を動かす時間」を持ちたい方にとって、これほど始めやすいクラフトはなかなかないのではないでしょうか。
ただ、始めてみると気づくことがあります。
同じ編み方をしても、使う糸によって仕上がりが驚くほど変わる、ということに。

かぎ針編みで「なんか微妙」になる、本当の理由
かぎ針編みの失敗談として多いのが、「編んでいる最中は楽しかったのに、完成したらなんか微妙だった」というもの。
原因のほとんどは、技術ではなく糸にあることが多いようです。
質の低い糸を使うと、洗うたびにへたれてきます。
バッグにしたら使ううちに形が崩れてきます。
せっかく時間をかけて編んだ作品が、数回使っただけで残念な状態になってしまうのは、やはりもったいないですよね。
逆に言えば、糸さえ正しく選べば、かぎ針編みの作品は長く美しい状態を保つことができます。
技法よりも糸選びが、作品の寿命を左右することがあるのです。
「柄合わせ不要」の糸が、編む喜びを純粋にしてくれます。
糸選びでもう一つ重要なのが、色と柄の設計です。
マルチカラーの糸を使ったとき、左右の柄が揃わなくて悩んだご経験はありませんか。
靴下なら特に顕著で、片足ずつ柄の出方が違ってしまうことがあります。
その調整に神経を使いすぎて、編む楽しさが半減してしまうことも。
スペインの毛糸ブランド・Katia(カティア)のフェア コットンストレッチは、この問題をあらかじめ解決してくれています。
一玉の中にグラデーションのサイクルが設計されていて、細編みを積み上げるだけで自然にストライプ模様が生まれます。
配色を考える必要がなく、模様を計算する手間もありません。
糸が勝手に作品を美しくしてくれる、そんな感覚です。
編み手がやるべきことは、ただ編み進めること。
その分、編む行為そのものに集中できます。次の段でどんな色が出てくるだろう、という小さなワクワクが、手を止めさせてくれません。

オーガニックコットン90%、ナイロン10%という配合の必然性
この糸の素材構成は、オーガニックコットン90%にナイロン10%。この割合には理由があります。
コットン100%の糸は心地よいのですが、伸びやすく型崩れしやすい面があります。
バッグや小物に使うと、使ううちにシルエットが崩れてくることも。
そこにナイロンを10%加えることで、コットンの柔らかさとさらっとした肌触りはそのままに、伸縮性と耐久性が加わります。
形をしっかり保ちながら、長く使い続けられるのはそのためです。
さらにこの糸は、オーガニックテキスタイルの国際基準であるGOTS(グローバル オーガニック テキスタイル スタンダード)の認証を取得しています。
原料の栽培から染色工程まで、環境と人への配慮が確認された素材です。
肌に触れるものを作るとき、素材の出所がわかっていることは、作り手にとっても使い手にとっても、大切な安心感になるのではないでしょうか。

棒針派こそ、かぎ針の「寄り道」を楽しんで
しっかりと編み物をされる方ほど、棒針編みがメインになりがちではないでしょうか。
ショール、セーター、靴下。段数を重ねる達成感と、完成したときの充実感。
棒針編みには棒針編みにしかない深さがありますよね。
ただ、大きな作品を編んでいる途中で、ふと「気分転換がしたい」と感じる瞬間はありませんか。
そんなときはかぎ針編みがお勧めです。
かぎ針は1目ずつ完結します。途中で置いても解けません。
小一時間あれば小物が一つ形になることも。
棒針の大作と並行して、気負わず始められる気軽さがあります。
そして気分転換のつもりが、また編み物。
編み物好きとは、結局そういうものですよね。
フェア コットンストレッチのカラーバリエーションは全6色。
アースカラーを基調にしながら、それぞれに独自のグラデーションが設計されています。
どの色を選んでも、細編みを重ねるだけで表情豊かな作品に仕上がります。

この春、一玉から始める新しい編み物体験
難しいことは何もいりません。
特別な技法も、複雑な配色計画も。
かぎ針一本と、この糸一玉。
それだけで、春夏の作品が生まれます。
バッグでも、ポーチでも、花モチーフのブローチでも。
何を編んでも、この糸ならはずれがありません。
棒針の大作、少しだけお休みして。かぎ針でちょっと寄り道してみませんか。