最近、miconoの店頭で、よく手に取られている糸があります。
「これ1玉で何が編めますか?」
そう尋ねられることも多い、Katiaのファルファッラです。
一見すると、繊細で柔らかなコットン糸。
けれど、近くで見ると、糸の中にごく小さなスパンコールが入っています。
強く光を主張するのではなく、光を受けた部分だけが細かな点となって輝く。
その控えめな表情が、普通のコットン糸とは少し違う編み地を作ってくれます。
ラメ糸を引き揃えなくても、1本で編める
ファルファッラの大きな魅力は、ラメ糸(錦糸)を別に用意しなくても、これ1本で輝きのある編み地を作れることです。
コットン糸とラメ糸を2本一緒に編む場合、それぞれの糸を同時に扱いながら、張り具合にも気を配る必要があります。
編んでいる途中で片方の糸だけが緩んだり、糸同士が絡んだりすることもあります。
ファルファッラは、コットン糸とスパンコールが最初から一体になっているため、いつものように1本の糸を編み進めるだけ。
輝きのある作品を編んでみたいけれど、複数の糸を扱うのは避けたい。
そんなときにも取り入れやすい糸です。

極小スパンコールだから、ギラギラしすぎない
スパンコール入りと聞くと、華やかで目立つ作品を想像する方も多いかもしれません。
けれど、ファルファッラに入っているスパンコールは、驚くほど小さなものです。
大きなスパンコールが並んで強く光るのではなく、編み地の中に細かな光が点在するように見えます。
離れて見ると穏やかなコットンの編み地。
近くで見たり、光の角度が変わったりしたときに、さりげなく輝きが現れます。
普通のコットン糸では少し物足りない。
けれど、派手なラメ糸や装飾糸は、着る場面が限られそうで選びにくい。
ファルファッラは、その間をちょうどよく満たしてくれます。
装飾糸でありながら、柔らかなコットン主体
ファルファッラは、コットン88%、ポリアミド12%。
50gで約225mの細手の春夏糸です。
スパンコールが入っているため、見た目には装飾性がありますが、実際に手に取ると、コットン糸らしい柔らかさを感じられます。
光る素材が入っている糸には、硬そう、編みにくそうという印象を持たれることもあります。
ファルファッラは、装飾性だけを前面に出した糸ではなく、柔らかなコットンの質感の中に、ごく小さな輝きが加えられています。
華やかさと編みやすさのどちらかを選ぶのではなく、両方をほどよく取り入れたいときに選びやすい糸です。

ウェアにも、小さな作品にも
細手で長さがあるため、ファルファッラは春夏のトップスや羽織りものにも使えます。
広い面積を編むと、細かなスパンコールが編み地全体に散りばめられ、光を受けるたびに表情が変わります。
一方で、最初からウェア分をそろえなくても、小さな作品から糸の雰囲気を楽しむこともできます。
付け襟、細いスカーフ、アクセサリー、バッグの一部など、普段の装いに少しだけ輝きを加える使い方にもよく合います。
作品全体に使うだけでなく、袖口や襟元など、一部分に取り入れるのも一案です。
手持ちの糸と組み合わせる場合も、引き揃えるのではなく、配色や縁編みとして使うことで、ファルファッラの表情を生かせます。

ナチュラルホワイトとグレーが選ばれる理由
ファルファッラの中でも、ナチュラルホワイトとグレーは、メーカーで欠品しやすい人気色です。
装飾糸は、色によって華やかさが強くなりすぎることがあります。
その点、ナチュラルホワイトとグレーは、手持ちの洋服にも合わせやすく、小さなスパンコールの輝きが自然になじみます。
ナチュラルホワイトは、春夏らしい軽やかさがあり、光を受けたときの繊細な輝きがよく映えます。
グレーは甘さを抑えやすく、スパンコール入りでも落ち着いた印象に仕上げやすい色です。
光る糸を使ってみたいけれど、作品が華美になりすぎないか心配な場合にも、取り入れやすい2色です。
普通のコットン糸では、少し物足りないときに
ファルファッラは、派手な作品を作るためだけの糸ではありません。
いつものコットン作品に、ほんの少し違う表情を加えたい。
複雑な模様を編まなくても、完成した作品に見せ場がほしい。
ラメ糸を引き揃える手間をかけずに、輝きのある編み地を楽しみたい。
そんな編み手の希望に応えてくれる糸です。
引き揃えなくても、1本で編める。
最近、miconoの店頭でファルファッラを手に取る方が増えているのも、こうした使いやすさと特別感の両方が伝わるからかもしれません。
普通のコットン糸とは少し違う作品を編んでみたい方は、ぜひ色と糸の表情を商品ページでご覧ください。