【新常識】コットン100%の概念を覆す「ふんわり感」の秘密
編み物好きなら誰もが知っている、夏糸特有の「キシキシ」とした質感。
「夏糸は編んでいる時に指に力が入って疲れやすい」
「首元に巻くアイテムだと、コットンの硬さが少し気になる」
そんな風に感じていた方にこそ、一度触れていただきたい糸があります。
今回、miconoスタッフが編み上げたのは、今世界中で大人気の「ソフィースカーフ(Sophie Scarf)」。
チューリップのような愛らしい赤色の編み上がりを店頭に飾っていると、多くのお客様がその柔らかさに驚かれます。
「えっ、これ本当にコットン100%なんですか?」

1. 目隠しをすればウールと勘違いするほどの、滑らかな質感
この糸の正体は、Katiaの「Puro Cotone(ピュロ・コトーネ)」。
名前に「純粋な(Puro)コットン(Cotone)」と冠されている通り、混じりっけなしの綿100%です。
しかし、その肌ざわりは驚くほどふんわりとしていて、滑らか。
もし目隠しをしてこの編み地に触れたなら、誰もが「上質なウールの糸かな?」と勘違いしてしまうほどの温かみと柔らかさを備えています。コットン特有の「重さ」や「硬さ」を感じさせない、まさに植物性のウールと呼びたくなる質感です。

2. なぜ「ソフィースカーフ」にこの糸を選んだのか
首元に直接触れるスカーフは、何よりも肌への優しさが優先されます。
完成した作品を手に取ると、その理由がよくわかります。
チクチクを感じない安心感: 敏感肌でウールを敬遠されていた方でも、このふんわりとした風合いなら、素肌に心地よく馴染みます。
軽やかなメランジェ調: 均一な単色ではなく、絶妙に色が混ざり合うメランジェ調。ガーター編みに奥行きが出て、作品がより軽やかで洗練された印象に仕上がっています。
「今」編んで、ずっと使える: 夏はコットンの通気性で爽やかに、肌寒い季節はふっくらとした編み地が首元を守る。一年中手放せない一枚になります。

3. 「ウールの代わり」になる、珍しい植物性の選択肢
「冬の編み物のあのワクワクする質感を、夏も楽しみたい」
「でも、コットンのキシキシ感は苦手……」
そんなニッターさんの願いに寄り添う、非常に珍しい糸です。針の上をスルスルと滑る心地よい編み心地。そして、完成した時の驚くほどの柔らかさ。
コットンの常識を心地よく裏切ってくれるピュロ コトーネ。
ぜひ、あなたの指先でその「初めての感覚」を確かめてみてください。
執筆者:北林 裕美子 (micono神戸元町本店)